1週間でこんなに草が!無農薬栽培の難しさと有機栽培でも使える除草方法について

雑草対策

野菜を無農薬で栽培するときの最大の敵といってもいいのが「雑草」です。

抜いても抜いても、刈っても刈っても次から次へと伸びてきます。

そしてメインの野菜たちより大きくなって日当たりを悪くしたり、病気や害虫の温床になったりします。

夏場は蚊の住処になったりもするので、純粋に不快です。

この記事では、無農薬栽培2年目の私が実践する雑草管理方法と、有機栽培でも使えるお酢を使った除草剤の上手な使い方をご紹介します。

・刈った草を味方につける!「雑草マルチ」

私も以前は刈った草は畑から持ち出していました。

しかし!草は抜いても刈っても次から次へと生えてくるので、キリがありません。

それならばいっそその草を利用してやろう!といろいろ調べて始めたのが「雑草マルチ」です。

簡単に言うと刈った草で地面を覆うことで光を遮り、新たな雑草が生えてくることを防ぐ!という理屈です。

刈った草は下の写真のように畝の上に並べて地面を覆います。

写真のように自分が植えた作物(サツマイモ)にはかぶらないようにします。

私の場合、8mの畝全体を雑草マルチで覆うのに10~20分ぐらいかかります(上の写真は雑草マルチ直後)。

そして天候にもよりますが、2週間もすればまた伸びてきますのでその度に同じことを繰り返します(下の写真は雑草マルチ2週間後)。

刈った草は虫や微生物に分解されて作物の養分になるみたいなので、草を持ち出すのはもったいない気がしてきますね。

注意点は雑草を刈るときに、植えてある野菜を刈り取ってしまわないことくらいです。

誰でもできる簡単な雑草管理方法ですね。

・土づくり前と畝間で使える「お酢の除草剤」について

前述の雑草マルチを活用したとしても、野菜の苗が小さいうちは草の勢いに負けてしまうことがあります。

また、夏場など草の勢いが強い時期はちょっとでも畑に行くのをサボると、もはや人の手では刈れないくらいに雑草が生い茂ってしまいます。

そんな時に役に立つのが「除草剤」です。

「除草剤」と聞くと、「結局、農薬を使うのかよ!」と思うかもしれませんが、ご安心ください。

雑草は「お酢」で枯らせることができ、ホームセンターなどにもお酢から作られた除草剤が売られているのです!

トヨチュー|toyochu お酢の除草液シャワー 4L (rakuten.co.jp)

このお酢の除草剤には2通りの使い方があって、「植え付け前」と「植え付け後の畦間」になります。

いくらお酢で環境にやさしいといっても、野菜に直接かかってしまうと雑草同様枯れてしまいます。

なのでまだ畑に野菜が無い「植え付け前」か、植え付けた後なら野菜にかからない「畦間」に使います。

植え付け前なら

①お酢の除草剤→②枯れた雑草が多ければいったん畑からどける→③堆肥などを漉き込んで畝立て→④②でどけておいた雑草を畝の上に敷いて雑草マルチにする→⑤2週間後くらいに植え付けまたは種蒔き

以上の5ステップで初期の雑草発生を遅らせることができます。

どのみち畝を立てる時には②~⑤のステップは必要なので、その前にお酢で今生えている雑草を枯らせておこうという寸法です。

畦間散布なら作物にかからないように注意しながら雑草にかけるだけです。

写真は上が散布直前、下が散布4日後です。

写真ではわかりにくいですが、結構枯れてくれています。

雑草が多いとうまく除草剤が掛からず、枯れないみたいです。

またイネ科などの葉っぱが濡れにくい雑草にはお酢がうまくつかず、枯れにくい印象があります。

有機農業についての情報に詳しい「現代農業」にはその特性を利用したネギの除草方法が紹介されています。

【酢除草】埼玉・深谷ネギ 酸度3%でネギの株間除草ができた – 現代農業WEB (nbkbooks.com)

・まとめ

雑草対策は農作業の中で最も時間がかかり、負担の大きな仕事です。

雑草マルチでも、お酢でも何でも使えるものは何でも使って負担を減らしていきましょう!

化学農薬を使うのも良いでしょう。

雑草管理の労力を減らして本来必要な作業に没頭しましょう!

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